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[フットサルW杯2012]大会7日目ハイライト 開催国タイは敗退の危機、C組は3位の日本も決勝Tへ

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 フットサルW杯は7日、大会7日目を迎えてグループAとグループCの計4試合を行った。決勝トーナメント進出を目指す開催国タイは、パラグアイと対戦した。前半10分までに立て続けに3失点を喫したタイは、同11分にFPチュエアンクランがゴールを決めて前半のうちに1点を返す。後半5分にもCKからFPチュデクのゴールで詰めより、終盤は惜しいチャンスを何度もつくったが、同点ゴールを決めることはできなかった。

 同時刻に行われたグループAのもう1試合では、コスタリカとウクライナが対戦した。前半を3-0で折り返したウクライナは、後半も主導権を握り続けて3点を追加。コスタリカの反撃を1点に抑え込み、6-1で勝利し、グループ首位通過を決めている。この結果、グループAは首位のウクライナとパラグアイが決勝トーナメント進出を決め、タイは他グループの結果次第となっている。

 グループCでは、決勝トーナメント進出を目指すアジア王者の日本とアフリカ王者のリビアが対戦。前半18分にFP稲葉洸太郎(バルドラール浦安)のシュートで先制したが(公式記録はオウンゴール)、その直後に同点に追い付かれて前半を折り返す。後半に入ると、ボールも回り出した日本は後半5分にFP星翔太(バルドラール浦安)、同6分に稲葉、同11分にFP小曽戸允哉が立て続けにゴールを決めて、4-1でリードした。試合終盤にはPKからリビアに1点を返されたが、逃げ切りに成功した日本が、勝ち点を4に伸ばした。

 コラートで行われたもう一つの試合では、世界王者ブラジルがポルトガルの挑戦を退けている。前半12分にはブラジルが、鮮やかなパス回しから、FPシミのゴールで先制する。しかし、同14分にはポルトガルのFPカルディナルとFPリカルジーニョ(名古屋オーシャンズ)のコンビプレーに完全に守備を崩されてしまい、カルディナルに同点ゴールを許した。それでも後半9分には、FPフェルナンジーニョがゴール前でシミとのワンツーから抜け出し、追加点を挙げる。同19分にも、パワープレーに出たポルトガルのパスをカットしたFPネトが自陣から無人のゴールにシュートを蹴り込み、ブラジルが3-1で勝利した。

 この結果、C組は3連勝のブラジルが首位に立ち、1勝1分1敗でポルトガルと日本が並んだが、得失点差からポルトガルが2位となり、日本は3位となった。しかし、試合終了後に行われたグループAの2試合の結果、日本は3位の成績上位4か国に入ることが確定し、上位3チームが決勝トーナメント進出を決めている。

 大会8日目の8日には、グループBのイラン対パナマ、モロッコ対スペイン、グループDのメキシコ対イタリア、オーストラリア対アルゼンチンの4試合が行われる。

[大会7日目の記録]
▽グループA
コスタリカ 1-6 ウクライナ
パラグアイ 3-2 タイ

▽グループC
日本 4-2 リビア
ポルトガル 1-3 ブラジル

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