[11.18 フットサルW杯2012 3位決定戦 イタリア3-0コロンビア フアマーク]

　フットサルW杯は18日、大会最終日を迎え、フアマーク屋内競技場の第1試合では3位決定戦が行われた。3大会連続で4強入りを果たしたイタリアが、初のベスト4進出と躍進したコロンビアと対戦し、3-0で勝利した。コロンビアGKロサノの活躍もあり、なかなか得点を挙げられなかったイタリアだが、後半8分にFPロマノのゴールで先制する。その後も試合を優勢に進めたイタリアは、FPフォルティーノが2点を加えて、3-0で勝利。2大会連続の3位で大会を終えている。

　立ち上がりからボールを支配するイタリアだが、コロンビアの守備をかわしきってシュートを打つことはできない。前半15分過ぎからは、コロンビアも速攻からチャンスをつくり始める。同16分にはFPセルナが右サイドでボールをカットし、一気にイタリアゴール前までドリブルで持ち込んだが、シュートはゴール左に外れて行った。

　前半18分にはイタリアもダイナミックな攻撃を見せる。左サイドのFPリマがゴール前に速いパスを入れると、これをフォルティーノがジャンピングボレーで合わせる。しかし、ボールはゴール左に外れて行き、得点にはならなかった。互いにゴールのないまま、前半を折り返す。

　後半に入ると、イタリアの一方的な展開になる。後半5分、7分とFPリマが立て続けにシュートをゴールマウスに飛ばすが、コロンビアGKロサノが好セーブを見せる。それでも同8分に素早いパス回しからのシュートでCKを得ると、ロマノがループパスをダイレクトで叩く。これがゴールに決まって、イタリアが先制した。

　さらに後半12分には好セーブを見せていたGKロサノが、PA外でハンドを犯し、イタリアの決定機を阻止。ロサノは一発退場となり、イタリアが数的優位を得た。このチャンスを確実に生かしたイタリアは、フォルティーノのゴールで2-0とリードを広げる。終盤にはコロンビアも個人技で会場を沸かせたが、シュートにつなげることはできず。残り3秒でフォルティーノが、この日2点目となるゴールを決め、イタリアが3位の座に就いている。

(取材・文　河合拓)

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