[7.21 Fリーグ第8節 大分3-5浦安 テバオーシャンアリーナ]

　Fリーグは21日、名古屋セントラル開催の第8節を行い、バサジィ大分はバルドラール浦安と対戦した。前半2分にFP蒲原旭のゴールで先制した大分だったが、浦安の反撃を抑えきれずに3-5で敗れている。前日の湘南戦(6-0)と合わせて、名古屋セントラルの2試合を1勝1敗で終えたが、伊藤雅範監督は「大分も少しは良くなっていることを示せたと思います」と内容に前向きなコメントを発した。キャプテンのFP小曽戸允哉は「勝ち点差を離されないためにも、この試合は勝ちたかった」と、連勝できなかったことを悔やんだ。

　以下、伊藤監督コメント
「2日間あった中で、大分も少しは良くなっているというところを示せたと思います。できる限りのことをしての結果なので、それはしっかり受け止めていきたいです。勝ち点的にも離れてきて、苦しい部分もありますが、今ある選手たち、戦力をしっかり最大限発揮してできているんじゃないかと思います。判定の部分とか、いろいろありますが、それは僕がコメントすることではないので『ウチにはアンラッキーだったかな?』くらいにしたいと思います」

―チームとしてファーポスト前に詰める動きが、非常に徹底されていたが?
「そういう選手がそろっていると受け止めてもらっていいと思います。自分も選手を終えて、一つだけ思うのは『ファーに行っとけばよかった』と。そういう風に思っていますので、現役でプレーしている選手には『オレは現役を辞めて、こう思った。だから、現役のうちに行けよ』と話しています」

―GKの村山選手がメンバーから外れた理由について?
「純粋に競争だというふうに受け止めてください。GKの陣容だけで言えば、うちはFリーグ屈指です」

―石野潤選手が2日とも起用されなかった理由は?
「潤も頑張っていないわけではないです。(前所属の)浜松のときは、比較的に伸び伸びとプレーしていたと思います。でも、このチームにはボール回しという戦術も、文化もあります。そこに合わせながら、いかに自分の良いところを出していくか。それには時間がかかると思います。ものすごく僕は、期待している選手ですし、練習の中でも彼がボールを持てば、良い形でシュートまで行く場面もあります。彼が出場時間を伸ばしていければ、うちにはプラスになると思います。みなさんも見たいかもしれませんが、もう少し僕に時間をください」

―ハーフタイムでの指示は?
「厳しいゲームになると思うので。このままファイトゲームというか、しっかり戦って行こうと伝えました。それ以外のところで、特別に変えたところはありませんでした。いつもどおり、ディフェンスからしっかりリズムつくって、ピッチを広く使って、ピヴォに当てられるなら当てる。当てられないなら、チェンジサイドを繰り返す。そういうことを、特に伝えました」

　以下、小曽戸キャプテンコメント
「(上位と)勝ち点差を離されないためにも今日の試合は勝ちたかったです。それが出来なくて悔しいし残念ですが、リーグはまだまだ続くので、ここからまた上に向かってあがって行けるように、また一丸となって頑張っていきたいと思います」

(取材・文　河合拓)
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