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[PUMA杯2015]3年目の正直を狙う北海道FP高山「僕がキャプテンのうちにカップを掲げたい」

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 次は自分が、あのトロフィーを掲げる番だ。3日に行われたPUMA CUP2015の組み合わせ抽選会に出席した前回大会準優勝のエスポラーダ北海道、キャプテンのFP高山剛寛は、悲願の初優勝に強い意欲を示した。

 高山がキャプテンになったのは3年前。その年、北海道は初めてPUMA CUPで3位になり、翌年は決勝に勝ち進んだ。決勝では名古屋に敗れたものの、チームにとって過去最高の成績だ。一昨シーズンが3位、昨シーズンが2位とくれば、今季の目標は一つしかない。

「3位、2位と来たら、今年はね」と、高山は言い「あのカップを、僕がキャプテンのうちに、真ん中で掲げたいなと思います」と続けた。「このPUMA CUPとは、すごく相性が良いので。やっぱり勢いに乗るとうちのチームは勝っていける、乗っていけるチームですので。今年はシーズンを通して戦える体力づくりをやってきましたし、そこは自信がありますね」。

 その自信を膨らませている要因の一つには、1月30日の試合があるだろう。この日、北海道は名古屋からFリーグ通算18戦目にして、2度目となる勝利をつかみ取ったのだ。今週末には、再び名古屋とホームで対戦するが、「ちょっとでも苦手意識をなくすことができれば、今後にもつながっていくと思います」と、高山は名古屋戦の連勝に意気込む。

 12-13シーズン以降、名古屋が国内のタイトルを総なめにしていることにも、強い危機感を感じている。「全部名古屋に持っていかれていたら、世間的にも面白くないと思うので。みんなが『名古屋が優勝する』と思っているはずなので。そこの予想を覆せるように、僕らも粘り強いフットサルで勝てたらいいなと思います」。昨年、あと一歩届かなかったトロフィーを目の前に、高山はタイトルへの想いをより一層強くした。

(取材・文 河合拓)

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