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PUMA CUP2012 第1試合:府中が湘南に勝利

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[3.16 PC準々決勝 湘南1-2町田 代々木第一体育館]

フットサルの全日本選手権PUMA CUP 2012の決勝ラウンドが16日、代々木第一体育館で開幕した。8強に勝ち上がったのは、府中アスレティックFC、湘南ベルマーレ、シュライカー大阪、バルドラール浦安、ペスカドーラ町田、名古屋オーシャンズ、バサジィ大分というFリーグの7クラブと関西代表のミキハウス。

 第1試合は、ともにFリーグの府中対湘南。両チームとも慎重な試合運びを見せ、前半を0-0で折り返す。均衡を破ったのは府中だった。後半5分、左サイドを宮田義人が突破し、ゴール前へ折り返す。中央への走り込みで上澤貴憲がDF2人を引き連れると、攻め上がった小檜山譲がPA外から正確にコースを狙ったシュートを決めて、府中が先制する。勢いに乗る府中は、後半9分にも上澤のパスから小山剛史が決定機を迎えるが、シュートを枠に飛ばせない。

 その後も、ボールを支配する府中だったが、2-2の布陣でボールを回している際にミスが出る。前方へのパスを湘南の岡田サントス・ジオゴにカットされると、数的不利の状況になり、ボールを持つ岡田への対応が甘くなってしまう。そのままドリブルで持ち込んだ岡田に決められて、1-1の同点になる。

 追いつかれた後も、試合を優勢に進める府中は、同14分に山田ラファエル・ユウゴのパスをPA内でフリーになっていた柴田祐輔が決めて、再びリードする。さらに、その直後にも府中は相手の最後尾にいた選手がドリブルミスしたところを小山剛史がカット。小山のシュートはGKに防がれたが、そのこぼれ球を山田がシュート。これがゴールマウスにカバーに入っていた湘南のボラの手に当たり、府中にPKが与えられる。さらに、このプレーでボラは一発退場になってしまう。

 フットサルでは退場者が出た場合、退場者を出したチームはプレーイングタイムで2分間、もしくは失点するまで選手を補充することはできない。府中の小山のPKは左ポストに外れたが、その後も湘南は4人でのプレーを強いられた。この数的不利な状況を無失点で凌ぎ、人数を補充しだ湘南だが、常に自陣に2人を残し、カウンターを狙おうとする府中の守備を崩せない。個人技で違いを出せるボラの退場が響くことになった。

 逆に府中は狙い通り、相手陣内で上澤がボールを奪うと、逆サイドに走り込んだ山田にパス。速攻が見事に決まり、試合終了間際に点差を3-1に広げた府中が、ベスト4への最初の切符を手にした。

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