第92回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が18日に日本テレビ社屋で行われ、出場チームの中で最多40回の出場回数を誇る秋田商(秋田)は、初出場の履正社(大阪)と1回戦で対戦することが決まった。

　秋田県勢は、8年連続で初戦敗退と苦しんでいる。激戦区の大阪を勝ち抜いた初出場校との対戦に向け、鎌田修明監督は「大阪のチームとも各地で試合をすることがあるが、どこも上手い。その大阪府の代表が相手だし、そもそも全国ではどの相手もうちより上手いと思う。ただ、上手ければ勝つのかというとそうでもない。上手さで負けることがあっても、戦うとか頑張るとかというところでは負けたくない」と意気込みを語った。

　また、主将として抽選会に参加したFW安田海斗は「相手がどこであろうと、初戦は絶対に勝ちたい。関西のチームはレベルが高いと思うけど、退くのではなくて前から前からボールを奪いに行って、怖さを見せたいと思う。抽選会に来てみて、各チームの主将が強い気持ちを持って臨んでいることが分かった。自分も負けていられない」と参加チームの面々が居並ぶ舞台で刺激を得た様子だった。

　秋田商と履正社の1回戦は、12月31日に14時10分(予定)から等々力競技場で行われる。

[写真]主将を務めるエースの安田海人

(取材・文　平野貴也)

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