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[選手権]6失点零封負け、佐賀東高DF峰主将「自分たちの力不足」

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[1.2 全国高校選手権2回戦 静岡学園高 6-0 佐賀東高 ギオンス]

 前後半ともにシュート1本に終わると、6点を取られての完敗を喫した。佐賀東高(佐賀)は静岡学園高(静岡)に0-6の敗戦。DF峰泰斗(3年)主将は「守備の入り方が悪く、PKをきっかけに守備の意識がブレてしまった。それが響いたと思う」と振り返った。

 立ち上がりに決定機を迎えるも相手守護神のセーブに泣いた。すると前半27分にドリブル突破してきた相手を倒してしまい、PKを謙譲。これを決められると、そこから4分間で3失点した。先制されたPKの場面を振り返った峰は「PKになってしまったのは、立ち上がりで守備が軽くなってPA内へ侵入されてしまったのが原因だと思う」と悔しい表情。「自分たちの力不足でこういう試合展開になった。失点したあと修正ができなかった」と語った。

 0-3で迎えたハーフタイムには、蒲原晶昭監督から「3点を入れられて、もう失うものはない。開き直っていこう。1点取ったら変わるぞ」と激が飛んだという。しかし、2枚の交代カードを切って迎えた後半。「その1点が取れなかった……」と峰は唇を噛む。MF井上達貴(2年)が果敢にドリブルで仕掛けるも、シュートで終わることはできず。後半のシュートも峰が放ったわずか1本に終わった。その間に再び3失点。終わってみれば17本のシュートを打たれての6失点零封負けだった。

 大量失点での敗戦に打ちひしがれた様子の峰。「小さい頃からずっとここ(選手権)が目標だった。応援席にもメンバーがいて、ここに来ていない奴のためにもという気持ちが強かった。だからこそ本当に残念……」。佐賀東高のキャプテンは、涙ぐみながらも最後までミックスゾーンで声を振り絞って言葉を紡いだ。
 
(取材・文 片岡涼)
(写真協力『高校サッカー年鑑』)

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