第95回全国高校サッカー選手権北海道予選が22日に開幕する。夏の全国高校総体に初出場した北照高のFW武井洸流(3年)は個人技、周囲を活かす動きに長けたアタッカー。攻撃の柱が選手権予選への意気込みを語った。

●FW武井洸流(3年)
―エースという自覚を持ってプレーしている
「自分1年生の時から出させてもらっていたので、その経験とか、教わってきたこととか、今の下級生に落としていけたらいいなと思っています」

―中学の時も全国を経験しているが、高校の全国大会とでは違った?
「環境とかもあんま言い訳したくないんですけど、全然違って。みんな緊張して足が止まってしまっていたり。ボク自身も最初はできていたんですけど、だんだん硬くなってしまった」

―やり残したことがある
「凄くありますね、とても」

―もっとどのようなことをしたかった?
「もっと北照らしいサッカーをしたかったんですけど、全然相手のコートに入るのも精一杯だったし、ボールも支配されていた」

―自分の自信を持っているところは?
「ロングシュートとかも好きなんですけど、スピードを活かしてドリブルした時にDFは行かせないように食いついてくるので、その瞬間にDFにマークされていた味方がフリーになるので、そこを使って簡単にシュート決めたりできる。チャンスつくったり、おとりになったりすることが得意です」

―個人として、夏から成長した部分は?
「ドリブルとかはキレが上がったかもしれないですね」

―夏の道大会で見せたようなサッカーを選手権でも
「全国出たってことで北照に対する目線も変わるし、プレッシャーも強くなると思うんですけど、全国出たからにはその看板とかもあるし、選手権で厚競(厚別競技場、準決勝以上を開催)行ったことないので、選手権で初めて小樽から厚競行ったチームになること。そこで歴史を作りたいですね」

―夏に歴史変えたが
「まだ満足できないですね。サッカーは選手権だと思うので。実力はあると思うんですけど、まだ自信を持てていない選手もいる。オレたちはできると自信もって堂々と戦えば、いいところまでいけると思います」

―チームは今年、何が変わった?
「2年生だった去年から3年生の試合で先発として出ている選手が多い。経験を積ませてくれた先輩のためにも頑張りたいです」

(取材・文　吉田太郎)

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