beacon

千葉内定MF高橋壱晟、通算6得点目で青森山田の選手権最多得点者に

このエントリーをはてなブックマークに追加

青森山田高の千葉内定MF高橋壱晟は2試合連続先制ゴール

[1.3 全国高校選手権3回戦 聖和学園高 0-5 青森山田高 浦和駒場]

 注目MFが2試合連続ゴールを決めた。青森山田高は前半32分、MF郷家友太(2年)の右ロングスローを左SB三国スティビアエブス(3年)が競り勝つと、最後はゴールエリアの10番MF高橋壱晟(3年、千葉内定)が頭でゴールへ押し込んだ。

 パス、ドリブル、守備でもハイレベルな才能は登録179cmの高さも発揮。大会前、プロへ進む注目選手として「(他の選手と比べて)特に抜けていいものは自分の中では見当たらないです。本当は作らないといけないですし、武器はもちろん持っていなきゃいけないと思っています。ゴールが一番分かり易い結果なので。もっともっとやっていきたいです」と誓っていたMFはこれで2試合連続先制ゴールとなった。

 先制ゴール後は左クロスで「先に誰かが取ったら次は自分だと狙っていましたね」というFW鳴海彰人(3年)のゴールをアシストするなど、攻守で勝利に貢献。チームメートのゴールをお膳立てした高橋は自身のゴールについて「(0-0の)苦しい時間帯の中で1点取れたので良かった」と振り返った。

 これで昨年度の4得点を合わせて選手権での通算得点を6とした高橋は、正木昌宣コーチらが現役時代に記録した5ゴールを抜いて青森山田の選手権歴代最多得点者に。地元記者たちに感想を問われると「偉大な先輩の記録を塗り替えることができて嬉しい」と語り、口元を緩めた。

 次は正智深谷高との準々決勝。注目の10番は「次も山田らしいサッカーをしていきたい。(自分は)ボランチなので守備ももちろんですけど、得点に絡むプレーをしていきたい」と力を込めた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
【特設】高校選手権2016
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2016

TOP