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[MOM2642]大成DF佐藤イライジャ(2年)_「大事」なセットプレーから決勝ヘッド

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後半22分、大成高CB佐藤イライジャが決勝ヘッド

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.13 選手権東京都Aブロック予選1回戦 暁星高 0-1 大成高 駒沢2]

 セットプレーが上へ勝ち上がるための鍵だと考えている。「(今日は)どっちに転んでもおかしくない試合。セットプレーは勝負を分ける大事なものだと思う。それを大事にするチームが上に行くチームだと思います」。大成高CB佐藤イライジャ(2年)がそのセットプレーから決勝点を叩き出した。

 0-0の後半22分、大成は右CKからMF宮脇茂夫(2年)が左足でインスイングのキックをファーサイドへ送る。これを「いい感じのカーブでGKに届かない感じの距離で来たので、自分は触っただけです」という佐藤が、183cmの高さを活かしたヘディングシュートでゴールへ叩き込んだ。

 練習を積んできたというセットプレーから勝負を左右する1点をゲット。アメリカ系のDFは強みである高さを勝負どころで発揮し、ゴールに結びつけてみせた。この後は暁星高の反撃を高さとカバーリングの速さを出しながら封じて1-0勝利。「先輩のためにも上に行きたい。みんながいなければ自分もピッチに立てていないと思います」と仲間たちに感謝するDFはチームメートたちと勝利を喜んだ。

 好きなチームは以前からアーセナル(イングランド)で、憧れの選手はオランダ代表の大型CBフィルヒル・ファン・ダイク。本人は選手権での活躍によって自身の注目度を高めたいという野心を持っている。それ以上にチームのために、仲間と一緒に勝つという思いが強い佐藤は、2回戦でも武器を存分に発揮し、大成の白星に繋がるプレーをする。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018

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