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[MOM3009]盛岡商MF林下舜(3年)_中田監督の教え忠実に、ここぞで決めた正確クロス

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盛岡商主将MF林下舜(3年)は正確なクロスで1アシスト

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.27 選手権予選準決勝 盛岡商2-2(PK5-4)遠野 いわぎんB]

 粘り強い戦いを見せ、遠野高の7連覇を阻止した盛岡商高。主将のMF林下舜(3年)は攻守で大きな存在感を見せた。

「試合の入りが悪くて、失点の部分も自分が(守備を)やりきれなかったところから起きてしまいました」と反省を口にした林下。しかしその後、同点ゴールをアシストするクロスを放つ。「中田(洋介)監督から『クロスで終われ!』と言われてきたことを思い出し、羽田(佑希)が走るのが見えたので、クロスを上げました」。現役時代に正確なクロスを上げ、Jリーグで活躍してきた中田監督の教えを受け、磨き上げた正確なクロスは、貴重な同点弾につながった。

 その後は、チームとして決まり事になっている守備を徹底しつつ、決定機も作った。後半途中、右サイドハーフから左サイドハーフへ移ったが、延長戦の最後まで攻守に絡み続けた。「ピッチの11人だけではなくて、スタッフや応援の人たちを含めて、相手よりも勝ちたい気持ちが勝っていました」。

 勝ちたい気持ちを前面に出し、多くの人の思いを背負ってプレーし続けた林下。その気持ちは決勝でも変わらない。「専大北上は県高校総体で負けていますので、リベンジしたいです」と強く意気込む。精度の高いクロスを武器に、決勝もチームを牽引する。

(取材・文 小林健志)
●【特設】高校選手権2019

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