beacon

[MOM4474]米子北DF浜梶優大(1年)_FWからコンバートされた右SBがゴールラッシュの口火を切る先制弾!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

先制点を叩き込んだ米子北高DF浜梶優大(1年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.29 高校選手権鳥取県予選準決勝 米子北高 13-2 米子松蔭高 ヤマタスポーツパーク球技場]

 開始直後から決定機を量産しながらも先制点を奪えず、嫌な展開になりかけていた試合の流れを、1年生の右SBが変えた。前半25分、左サイドからパスがつながって逆サイドまで来たボールに合わせ、攻め上がった米子北高DF浜梶優大(1年)がダイレクトで右足を一閃。低い弾道のミドルシュートが鮮やかにゴール右に決まり、ついにスコアを動かした。

「コースは見えていました。時間帯を考えても先制点を取りたかったので、ここで決めようと思って振り抜いた」と語る一撃。最終的に13得点を奪うゴールラッシュの口火を切り、決勝進出に貢献した。

 反省を生かしたゴールでもあった。10月15日のプレミアリーグWEST第18節、ホームでの横浜FCユース戦で78分から途中出場。この日と同じようなチャンスがあったもののシュートを思い切り打てず、相手選手に当たってCKとなった。1-2で敗れた試合後、中村真吾監督から「振り切るところが課題と言われた」ことを、選手権予選の舞台で生かして結果につなげた。

 入学当初はFWだったが、「守備が得意だった」という本人の手応えもあって右SBにコンバート。この日が選手権予選初出場で、「最初は緊張していましたが、徐々に慣れて自分のプレーが出せるようになった」ところで結果も残した。一方で課題も認識しており、「後半は集中力が落ちてパスミスも増え、チームに迷惑をかけてしまった。もっと落ち着いてプレーしたい」と決勝を見据える。

 11月4日の決勝では、鳥取城北高と対戦する。「全力で戦いたい」と意気込む舞台で目指すのは、もちろん2試合連続ゴール。14年連続19回目の出場を目指すファイナルでも右足を振り切り、全国へのゴールを決めてみせる。

(取材・文 石倉利英) 

▼関連リンク
●【特設】高校選手権2023
石倉利英
Text by 石倉利英

TOP