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国内外で争奪戦の専修大MF長澤「早いうちに決めたい」

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[12.18 全日本大学選手権2回戦 関西大1-5専修大 BMWス]

 卒業後の進路が注目されている専修大のMF長澤和輝(4年=八千代高)が「早いうちに決めたい」と、近日中にも決断を下す考えを明らかにした。

「今年も終わるので、インカレでバタバタしているけど、早いうちに決めたい。いろんな選択肢があるのはありがたいことだけど、決断しないといけない時期なので」

 今季、横浜FMの特別指定選手として4月3日のナビスコ杯・大宮戦にも途中出場した長澤をめぐっては、川崎Fや浦和、C大阪なども獲得に乗り出すなど激しい争奪戦となっていた。関東大学リーグ終了後の11月下旬からは約2週間、ドイツ2部ケルンの練習に参加。その実力を認めたケルン側も正式に獲得の意思を示し、国内外でその去就が注目されている。

 ケルンでの練習には通訳も付かなかったため、「指示が分からないこともあったし、意思表示もできない中で認めてもらうのは難しかった」と言うが、「それでも、いいプレーをすれば、少しずつボールも回ってくる。言葉が通じなくても、サッカーで通じ合う部分はあった」と、手応えもつかんだ。

「自分が(ドイツのサッカーに)順応できるかどうかは分からないけど、ドイツでプレーしている日本人選手を見ても、アジリティーや俊敏性、足元のテクニックはドイツのサッカーでも生きている。清武選手とか香川選手とか、トップ下のポジションは通用するのかなと思っている」

 そう自信を見せる一方で、大学卒業後にいきなり海外に挑戦すべきかどうかはまだ迷っているようだ。「いろんな成長の仕方があると思う。海外でも成長できるし、Jリーグでも成長できる」。国内なら川崎Fに絞ったとされる長澤は「(決断の)ポイントは一つではない。自分が成長できるか。どういう環境、どういう場所でサッカーをしたいと思うか。いろんなポイントを考えながら選びたい」と、最終決断の時まで熟慮を重ねるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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