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[MOM838]中京大MF藤井皓也(3年)_逆転されても諦めなかった同点弾、静学選手権優勝メンバー

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.8 インカレ1回戦 福岡大2-2(PK5-6)中京大 第一カッターフィールド]

 後半9分に逆転を許した中京大だったが、同15分、エリア右でボールを奪ったMF藤井皓也(3年=静岡学園高)が切り返しから中央にカットイン。左足でゴールネットを揺らした。

 藤井はサドンデスに突入したPK戦でも7人目のキッカーとして登場。失敗すれば敗戦という緊張感がある中で、しっかりと蹴り込んで成功した。

「今日は絶対に自分が決めてやろうという気持ちでした。普段の東海リーグと違って、緊迫した雰囲気があったけど、その中で自分たちのプレーが出せて良かったと思います」

 愛知県出身だが、高校は静岡の名門、静岡学園高に進学。24年ぶりに全国高校サッカー選手権を制覇した世代で、夏までは藤井もレギュラーとして活躍していた。

 しかし大会を前に恥骨を骨折。全国選手権はメンバーとして帯同し、全国の決勝ではベンチ入りをしたが、結局最後まで出場することは出来なかった。

 ただ日本一の思い出は格別。出番がなかったことよりも、「嬉しさが上回っていました」と振り返る。当時のチームメイトは今でも意識する存在で、特に「拓殖で頑張っている浅倉廉は刺激になっている」という。

「自分は高3の時に高校選手権で出られなかったので、大学でいい結果が出したいなと思っていました。(11日の筑波大戦で)また自分が得点して、チーム全体としても最後まで諦めずに、今日みたいなサッカーが出来ればいいなと思います」

(取材・文 児玉幸洋)
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