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決勝でスペインとの再戦誓う、関塚監督「もう一度戦いたい」

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[7.26 ロンドン五輪D組 日本1-0スペイン グラスゴー]

 決勝でスペインと再戦だ。U-23日本代表の関塚隆監督は「スペインと戦うということを楽しみにしていた。自分たちの力をどれだけ発揮できるか。結果には非常に満足している」と、スペインを破っての白星発進に胸を張った。

「選手たちにスペインに勝とうという意識があった。ボールを動かされてはいたが、危ないプレー、入り込んでくるプレーにはしっかり警戒して、我々の攻撃に移っていけた。そこが勝因だと思う」

 運動量と献身的な守備を兼ね備えるFW永井謙佑とMF東慶悟を前線で縦関係に配置。21日のメキシコ戦(2-1)で手応えを深めた布陣を継続し、前線からの連動したディフェンスと、永井のスピードを生かしたカウンターがはまった。懸案の左サイドにはFW大津祐樹を起用。その大津が決勝点を決めるなど采配がズバリ当たった。

 この日行われたモロッコ対ホンジュラスの一戦が2-2の引き分けに終わったため、勝ち点3の日本がD組首位に立った。29日のモロッコ戦に勝てば、連勝で準々決勝進出が決まる。「勝ち残るためにまた準備していきたい。内容と結果を求めて一戦一戦、戦っていく。どう戦うかは、今日の2試合の結果を考えて、また準備したい。これから考えます」。指揮官の言葉が示すとおり、すべての準備、照準はスペイン戦に合わせてきていた。

 海外メディアから「欧州チャンピオン、世界チャンピオンのスペインを倒したことで金メダルを取る可能性が出てきたか?」という質問を受けると、「スペインとの試合もグループリーグ3試合の中の一つ。しっかりとグループリーグを突破して、決勝トーナメントでもう一度戦うチャンスがあれば、もう一度戦いたい」と答えた。同じグループのスペインと再戦する可能性があるのは、3位決定戦か決勝のみ。当然、頭に描かれているのは決勝で再びスペインを下し、金メダルを獲得することだ。

(取材・文 西山紘平)

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