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2アシスト含む全3得点演出、清武「手応えはある」

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[8.4 ロンドン五輪準々決勝 日本3-0エジプト マンチェスター]

 全3得点に絡む大暴れだ。MF清武弘嗣は先制点、2点目をアシストすると、ダメ押しの3点目も演出。前線からのプレスも惜しまず、攻守に躍動した。前半14分、相手陣内でプレッシャーをかけ、ボールを奪うと、ゴール前にアーリークロス。FW永井謙佑の俊足を生かしたピンポイントパスで先制点をアシストした。

 後半34分には右サイドからのFKでDF吉田麻也のダイビングヘッドをアシスト。ポイントにはMF扇原貴宏も立っていたが、「タカ(扇原)に蹴らそうと思ったけど、蹴っちゃった」。ニアサイドに走り込んだ吉田にピンポイントで合わせ、「相手は高い選手が多かったので、低いボールを狙った」と胸を張った。同38分にもFKを素早くリスタートしたMF扇原貴宏からパスを受け、ワンツーの形で扇原に戻すと、扇原の左クロスからFW大津祐樹がダメ押しのヘディングシュートを叩き込んだ。

 7月29日のグループリーグ第2戦・モロッコ戦(1-0)でも永井の決勝点をアシスト。今大会早くも計3アシストとなった。もちろん、アシストだけでなく、自分自身のゴールも狙っている。それでも「決めたいけど、チームのためにプレーしたい」と、何よりもチームの勝利を優先する。

「手応えはある」。そう自信を見せる清武は「まだまだだし、次の試合がある。切り替えてがんばりたい」と、どこまでも貪欲だ。「なでしこもがんばっているし、男子も負けずにがんばりたい」。男女そろっての4強入り。“アベック金メダル”も、もはや夢ではない。

(取材・文 西山紘平)

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