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宮城開催に懸けていた仲田「恥ずかしいプレーは見せられない」

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[8.19 U-20女子W杯A組 日本4-1メキシコ 宮城ス]

 闘士溢れるプレーで左サイドを制圧した。ボールを持てばドリブルで仕掛け、CKではキッカーも務めたMF仲田歩夢(INAC神戸)。ケガのため前半のみの出場となったが、メキシコを圧倒した前半、ヤングなでしこの攻撃を活性化した。

 仲田には宮城開催に懸ける思いがあった。「東日本大震災当時、宮城にいたので、宮城での開催と聞いてうれしかったし、ぜひ試合に出たいと思いました。出るからには恥ずかしいプレーは見せられない。(被災者に対して)何もできないですけど、プレーで気持ちを伝えられれば」と試合後に語った。

 自身のプレーについては「得点を取りにいったんですけど……」と不満げだったが、最後に「次はゴールシーンを見せたいです」と締めくくった。

「右足は捻挫だったんですけど、もう大丈夫。すぐに90分できるくらいです」。そう笑顔で語った仲田。ヤングなでしこきっての美少女プレイヤーの本領発揮はこれからだ。

(取材・文 奥山典幸)

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