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9/8A代表練習後の選手コメント

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 11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(埼玉)に向けて埼玉合宿中の日本代表は8日、埼玉県内で非公開練習を行った。6日のUAE戦(1-0)で左足首を痛めて途中交代したDF酒井宏樹は前日7日に続いて別メニュー調整だった。

以下、練習後の選手コメント

●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
―イラク戦でサポーターの期待に応える自信は?
「ありますし、まだ試合まで数日ある。やれることをきっちりやって、みんなの期待に応えられるようにがんばりたい」
―UAE戦後に「ジーコとの駆け引きは始まっている」と話していたが、イラクではなくジーコというのは?
「監督なので。イラクの監督がジーコなので。ジーコがイラクの選手に日本はこういうタイプだからこうやって戦うという話もしているはず。そういう意味」
―駆け引きというのは戦術的な駆け引き? それとも精神的なもの?
「どっちもです」
―ジーコは本田選手のことを危険な選手として「スペースを与えたらどこからでも決められる選手」と警戒していたが?
「僕だけでなく、日本には危険な選手が何人もいる。仮にマークに付かれても周りを生かせればいい」
―右膝の手術から1年経ったが?
「ケガに関しては今まで言ってきたとおりずっと付き合っていかないといけないもの。リハビリもずっとしているし、サッカーをやめるまで続くものだと思っている」
―ジーコが日本のことを知っていても本田選手も日々成長していっていると思うが?
「選手として成長するためにサッカーをやっている。自分が納得できるために、欲を言えばみんなを喜ばせるためにサッカーをやっている。相手がどう分析してこようと、自分のスタイルは変わらない。質を量を高めて、その回数を増やしてイラク戦に臨みたい」
―イラク戦に向けての意気込みを。
「いつもどおりやるだけ。勝ち点3が大事になる。内容、結果ともに満足いくものにしたい」
―勝てばW杯出場に大きく近づく試合だが?
「そのとおりだけど、あくまで何試合もあるうちの1試合というイメージで臨みたい。何年間というスパンで一つひとつの課題に向かってクリアしていくことに集中することが大事。次の試合もそのうちの1試合」
―香川との連係は世界一になるために不可欠か?
「不可欠なものだと思うし、僕と(香川)真司だけよくても世界一になれない。周りに絡んでくる選手も質を高めないといけない。質を高めるには、次の試合だけがんばっても高まるものではない。そこをそれぞれの選手が意識して、顔は合わせないけど、所属リーグで過ごしているときが一番大事になってくる時間。こういう合宿はそれを確認する場だと思っている」
―イラクの映像は?
「見てないです。1試合も見ていない」
―ジーコのイメージは?
「サポーターが満足いくようなメンバー構成を組む監督だったのかなというイメージ。いい意味で期待に応えていたと思う」
―日本はそのころから成長していると思うが?
「俺は代表に6年前からいるわけではない。ヤットさん(遠藤)が代表は変わってきていると言うなら分かるけど、俺自身は(主力として試合に出るようになった)この2年間で変わったという実感はそこまでない」

●DF吉田麻也(サウサンプトン)
―UAE戦の反省は?
「ラインをもうちょっと高く保てればよかったし、取りどころをもう1回しっかり確認していきたい。取りどころをハッキリさせて、どこからディフェンスするか、どこでボールを奪うか。大事なポイントはたくさんあるので一つひとつこなしていくしかない。その積み重ねが結果につながる」
―CBを組む相手がなかなか決まらないが?
「今ちゃん(今野)が今回はいないので、いる選手でやるしかない。(合宿で)これだけ長く一緒にやれるので、その中でお互いの意思疎通、DFライン全体の連動性を高めたい。こないだの試合(UAE戦)で選手間の距離が遠いとか、ラインが低いとか課題が出た。そこを修正していきたい」
―自分が出た最終予選はまだ失点していないが?
「1試合半しか出てないので(苦笑)。無失点は続けていきたいし、こないだの試合(UAE戦)をスタートに無失点を続けていきたい。DFとしては長い目で無失点を継続的に続けていくことが大事」

(取材・文 西山紘平)

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