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[前半速報]前田の先制点と川島の好守で日本がイラクを1-0でリード

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[9.11 W杯アジア最終予選 日本1(HT)0イラク 埼玉]

 日本代表は11日、W杯アジア最終予選第4戦でジーコ監督が率いるイラクと対戦している。3試合を終えて2勝1分けでグループ首位に立つ日本は、前半25分にスローインから相手守備の隙を逃さずにFW前田遼一が先制点を挙げる。立ち上がりはセットプレーからイラクにチャンスもつくられたが、先制後はボールを保持して試合を優勢に進めた。前半42分には速攻からピンチを迎えたが、GK川島永嗣が好セーブで同点ゴールを与えない。日本が1-0とリードしたまま、前半の45分を終えている。

 日本は腰痛の香川真司と右足首を負傷した酒井宏樹がベンチ入りを見送り、2列目には岡崎慎司、本田圭佑、清武弘嗣が並ぶことになった。また、内田篤人、今野泰幸、栗原勇蔵の出場停止で注目された最終ラインには、駒野友一、吉田麻也、伊野波雅彦、長友佑都が入った。
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 勝てば予選突破に大きく前進する日本だが、最初に決定機をつくったのは今予選未勝利のイラクだった。前半5分にCKからDFアハメド・イブラヒムがヘディングシュートを枠に飛ばす。しかし、これはGK川島がパンチングで弾き出した。

 日本はボールを持つと、MF本田圭佑がMFハルドゥーン・イブラヒム・モハンマドに、MF遠藤保仁がFWアムジェド・ラディ・ユスフ・アルジャナビに、それぞれマンマークされ、攻撃のリズムをつくれない。それでも前半11分、左MFで先発した清武弘嗣が中央にドリブル。左のスペースに上がっていたDF長友佑都にパスを出すと、長友がPA外から強いシュートを枠に飛ばしたが、パンチングでGKに防がれた。

 SBも攻め上がり、人数を掛けた攻めを見せる日本は、前半15分に右MFの岡崎慎司がクロスを送り、長友がヘッドで合わせる。このシュートをGKが弾くと、すかさず左サイドにこぼれたボールを清武が拾う。ルックアップし、中央にボールを入れたところを前田が合わせたが、ボールは右に外れて行った。

 前半21分にはイラクにCKのチャンスを得る。これをファーサイドでMFハンマディ・アハメドに合わされたが、長友が体を張ってブロック。イラクに得点を許さない。

 ピンチを凌いだ日本は、前半25分、右サイドでスローインを得ると、DF駒野友一がPA内にボールを入れる。これを岡崎がダイレクトで中央へ。走り込んだ前田がヘッドで合わせて、日本が1点を先制した。その後もボールを支配する日本だが、なかなかチャンスをつくれない。逆に42分にはCKから速攻を受けたが、GK川島が再び好セーブでイラクにゴールを割らせなかった。前半終了間際には、CKの流れからMF遠藤保仁が強烈なシュートを放ったが、得点にはならず。日本が1-0とリードして前半を終了している。

(取材・文 河合拓)

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