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セットプレー習得に手応えのFP森岡「早く試合がしたい」

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 フットサル日本代表は1日に静岡キャンプの初日を行い、練習の最後にはセットプレーのパターンを確認した。1週間前に行われた名古屋キャンプからフットサル日本代表に招集されたFP森岡薫は、この練習で持ち味の強烈なシュートを放ち、存在感を示していた。

 ミゲル・ロドリゴ監督も「すでにビデオで(パターンの)共有はできています。かなり早く学んでいると思います。習得状況は早いですね。シュート力もやはりレベルが違いますね。ヨーロッパ、南米でも通用するインターナショナルレベルのシュートだと思います」と、満足そうな表情で語っている。

 フットサル日本代表の一員として、4日目の活動を終えた森岡自身も、手応えを口にしている。「たくさんありますが、ある程度覚えました。ただ、一つのパターンからコンビネーションがいくつもあるので、そこは慣れないといけないと思います。みんながシュートを打てるようにパスを回してくれるのはデカイ。ですが、まだ力み過ぎているから、できるだけ抑えたい。ミゲル監督も『ボールを枠に飛ばせば入る』と言っていたので、そこを意識してやりたいです」

 ミゲル監督が「インターナショナルレベル」という森岡のシュートは、音が全く違う。やや遠い距離からでもゴールを狙える彼のパンチ力は、『死のグループ』に入った日本の武器になるだろう。日本代表での行動パターンをつかむことができ、「今回の方が、気持ちは楽になっている」という森岡は、日本代表の一員として、早く試合をしたいと話した。

「24日には代々木でブラジルとやりますよね。あと旭川でもウクライナとできるので、その2試合で代表での試合勘をつかみたいです。みんなも練習と、日本代表のユニフォームを着てプレーするのでは、気持ちも違うと思うので。そういうのも経験したいです」

 6年越しの夢を叶え、日本代表の一員となった金狼は、合宿でしっかりと牙を研ぎ、世界王者に挑みかかる。

(取材・文 河合拓)
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