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[フットサルW杯2012]日本がパワープレーから同点に!! ポルトガルから勝ち点1を獲得!!

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[11.4 フットサルW杯2012 ポルトガル5-5日本 コラート]

 フットサルW杯は4日に大会4日目を行い、フットサル日本代表はポルトガル代表とグループステージ第2戦を戦った。第1戦でブラジルに1-4で敗れた日本にとって、決勝トーナメント進出に近づくためには、是が非でも勝ち点を獲得したい一戦だ。前半のうちに2-5と3点をリードされた日本は、後半11分からパワープレーを開始する。すると立て続けにFP北原亘、FP森岡薫がゴールを決め、同16分にはFP逸見勝利ラファエルが、同点ゴールを決める。前半は完全に劣勢だった日本だが、このまま5-5で試合終了を迎え、価値ある勝ち点1をつかんだ。

 日本代表のスタメンは、GK川原永光、FP星翔太、FP木暮賢一郎、FP逸見勝利ラファエル、そしてキャプテンマークを巻くFP小宮山友祐に代わり、ブラジル戦は出場停止だったFP北原亘が先発に名を連ねている。

 立ち上がりから日本は防戦一方となり、自陣に釘づけにされてしまう。早くも前半1分に先制点を許してしまう。左サイドからFPリカルジーニョの縦パスをFPカルディナルに通されると、ゴール前に速いボールを送られる。これをFPジョアン・マトスに決められ、0-1とリードされる。さらに1分後、中央でのシュートを防いだ日本だが、逆サイドに流れたボールはタッチラインを割らない。カルディナルが浮き球をゴール前に入れられると、リカルジーニョにヘッドで決められ、0-2と点差を広げられた。同9分にもFKからリカルジーニョ→カルディナルのホットラインにゴールを許し、3点差をつけられてしまう。

 日本も前半11分に森岡が強烈なシュートを決めて、ようやく1点を返すが、この流れを維持できない。1分後にはGKからのロングボールを収めたカルディナルに反転シュートを決められる。同17分にはリカルジーニョがFP三浦知良と1対1になり、フェイントを見せつける。最初のシュートをブロックした日本だったが、そのボールを再びポルトガルに回収されて、つながれてしまう。左サイドからFPジョアン・マトスの折り返しをリカルジーニョに決められ、5点目を決められた。同19分には高い位置でボールを奪った星が1点を返したが、日本は終始、劣勢を強いられて2-5で前半を折り返している。

 後半の立ち上がり、日本はFP村上哲哉、逸見、森岡、北原というシュート力の高い選手を並べて、積極的にシュートを打ち、流れを引き寄せようとする。実際に森岡、村上が惜しい場面を迎えるが、シュートはポルトガルの体を張った守備にブロックされ、得点はできない。

 後半12分になり、日本はFP小曽戸允哉をGKにパワープレーを仕掛ける。これが奏功する。パワープレー開始から1分も経たないうちに、日本は北原がゴールを決める。さらに同13分にも森岡がゴールを決めて、5-4と1点差に詰め寄った。ようやく流れをつかんだ日本は後半16分、森岡が高い位置で逸見からボールを奪い、同点ゴールを突き刺す。

 その後も日本はパワープレーを続行し、何度かチャンスをつくりだした。逆転ゴールを決めることはできなかったが、残り1分で時間をしっかりと使い切り、勝ち点1を獲得。フットサル日本代表は、7日に初のグループステージ突破を賭けて、リビア代表と対戦する。

(取材・文 河合拓)

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