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A代表初選出の大津、ザック「思い切りの良さ、パーソナリティーは魅力」

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 日本サッカー協会は31日、キリンチャレンジ杯・ラトビア戦(2月6日、神戸)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。A代表初選出となったFW大津祐樹(VVV)についてアルベルト・ザッケローニ監督は「右サイド、左サイド、トップ下、時にはセンターFWでもプレーできる。ユーティリティーな能力がある」と期待を寄せた。

「今回の試合は海外組を多く呼ぶのに、いい機会だと思った。大津に関しては五輪での素晴らしい活躍もあった」。昨夏のロンドン五輪では1トップやサイドハーフを務め、3得点を記録するなど44年ぶりのベスト4に大きく貢献。五輪後、出番に恵まれなかったボルシアMGからVVVへ完全移籍し、着実に出場機会を増やしている。

「以前にも呼びたいと思ったことはあったが、そのときはチームで試合に出ていないという状況があった。今は試合に出ているし、彼が試合で見せる思い切りの良さ、パーソナリティーは魅力だと思っている」

 指揮官によると、2月3日にアヤックス戦を控える大津はラトビア戦前日に帰国するスケジュールとなる可能性があるという。これまで若手の新戦力に関しては、実戦で起用することが少なく、代表合宿の雰囲気を体感させる目的で招集することも多かったが、「可能性があれば使いたいし、ピッチでも見てみたい」と期待は大きい。とはいえ、「23人のコンディションやバランスを考えて冷静に判断したい。間違っていなければ大津は試合の前日にしか入れないスケジュールだと聞いている。それも考慮する」と慎重に語った。

(取材・文 西山紘平)

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