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[アルガルベ杯]決勝点の大儀見はFW、ボランチを無難にこなす「みんなの良さを引き出そうとした」

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[3.13 アルガルベ杯5位決定戦 日本1-0中国 ファロ]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は13日、アルガルベ杯の5位決定戦で中国女子代表と対戦した。積極的に中国ゴールに迫ったなでしこジャパンは、後半22分に挙げたFW大儀見優季の2試合連続弾が決勝点となり、1-0で勝利した。

 後半22分、MF中島依美の蹴ったFKが相手DFに当たりファーサイドに流れる。フリーになっていた大儀見が押し込み、日本に待望の先制点をもたらした。試合後、「キッカーの(中島)依美にファーにああいうボールを蹴ってくれと言っていた。あとは決めるだけだった」と笑顔でゴールシーンを振り返った。

 2トップの一角として先発した大儀見だが、この試合では後半かたボランチに下がり、ゲームを組み立てた。「前半は自分たちでボールを持つことが出来なくて、いいリズムが出なかった。(後半は)中盤に下がってゲームを組み立てる意識で、みんなの良さを引き出そうとしていました」と意図を説明。見事なサッカーセンスで無難にこなしてみせた。

「経験のない選手が、こういう国際大会で感じたものは大きかったと思う」と大会を総括した佐々木則夫監督。若きDFリーダー熊谷紗希も、「新しいメンバーになって、自分自身もやることが増えてきた。さらにレベルアップして次につなげたい」と成長を誓っていた。

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