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11月にも欧州遠征を希望、ザック「欧州予選を首位突破したチームと」

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 日本サッカー協会は5日、日本代表の2013年後半戦の強化スケジュールを発表し、9月6日のグアテマラ戦(長居)、同10日のガーナ戦(日産ス)とともに、10月の欧州遠征で、いずれもアウェーで10月11日にセルビア、同15日にベラルーシと国際親善試合を行うことが決まった。

 2013年は11月15~19日も国際Aマッチウイークとなっているが、原博実技術委員長は「できれば海外でやりたいという思いはあるが、相手の事情もあるので、まだ決まっていない。ただ、海外でやる可能性の方がちょっと高いかなと思ってもらっていい」と、11月にも海外遠征を行いたい意向を明らかにした。

 11月はW杯欧州予選のプレーオフと日程が重なるため、すでに敗退が決まっているチームか、各グループを1位通過したチームが対戦相手の候補となる(W杯欧州予選のレギュレーションは、各組首位の9チームが本大会出場権獲得し、各組2位チームのうち成績上位8チームがホーム&アウェーのプレーオフを行い、その勝者4チームが本大会に出場する)。

 アルベルト・ザッケローニ監督も「個人的なリクエストとしては、できれば欧州予選を首位で突破したチームとやりたい」と、欧州のトップクラスのチームとの対戦を熱望する。「そうは言っても、1位突破したチームとのマッチメイクはなかなか難しいと思う。ただ、原さんならやってくれると思う」。原委員長に冗談交じりにプレッシャーをかけながらも、昨年10月の欧州遠征で実現したフランス戦、ブラジル戦のような強豪国とのマッチメイクに期待していた。

 6月のコンフェデレーションズ杯、7月の東アジア杯をへて、8月14日には宮城スタジアムで南米のウルグアイ代表と対戦し、9月の2試合は北中米カリブ海のグアテマラ、アフリカのガーナが相手。そして10月、11月にはアウェーで欧州のチームと対戦する……。「さまざまな異なる特長を持ったチームとやりたいと思っていた」と、世界の各大陸の代表チームとの試合を要望していたザッケローニ監督は「スケジュールを見ると、代表チームの活動か、クラブチームの活動か迷うぐらいに試合が入っている」と納得の表情。いよいよ1年後に迫ったブラジルW杯へ、その青写真は頭の中にしっかりと描かれている。

(取材・文 西山紘平)

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