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本田とザックが約20分間の“激論”

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 日本代表は12日、仙台市内に集合し、14日のウルグアイ戦(宮城ス)に向けて合宿を開始した。初日の練習には、前日11日に試合のあったFW香川真司(マンチェスター・U)、FW岡崎慎司(マインツ)、DF内田篤人(シャルケ)、DF酒井高徳(シュツットガルト)、GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)を除く18人が参加。この日帰国したDF長友佑都(インテル)は遅れてグラウンドに姿を見せ、軽めのランニングで調整した。

 6月のコンフェデレーションズ杯を戦った海外組を含めた常連組と、7月の東アジア杯で初優勝した新戦力組の融合がテーマとなるウルグアイ戦。東アジア杯で代表デビューした6人も引き続き招集され、初めて海外組に混じって練習を行った。

 この日は合宿初日ながら、ウルグアイを想定した戦術練習に着手。控え組を4-3-3の“仮想・ウルグアイ”に見立て、守備時のプレッシャーのかけ方、攻撃時の狙いどころなどを確認した。

 MF本田圭佑(CSKAモスクワ)がトップ下に入った主力組で1トップを任されたのはFW柿谷曜一朗(C大阪)。東アジア杯で3ゴールを挙げ、大会得点王に輝いたニューヒーローがウルグアイ戦も1トップで先発しそうだ。

 何度もプレーを止めながら選手に動き方などを指示していたアルベルト・ザッケローニ監督は、特にトップ下の本田に対し、細かく指導。4バックの前にアンカーを置くウルグアイの戦術を想定し、バイタルエリアの使い方を攻撃のポイントに置いているようだった。

 これには本田も自分なりの考えがあったようで、練習後もピッチ上に残り、矢野大輔通訳を介してザッケローニ監督と立ったまま“激論”。身振り手振りをまじえながら指揮官に意見をぶつけ、それにザッケローニ監督も応じるという活発な議論は約20分以上に及んだ。

以下、攻撃練習での布陣図

[ビブスなし組]
    柿谷

清武  本田  工藤

  遠藤 長谷部

伊野波     駒野
  今野  吉田

[緑ビブス組]
    豊田
スタッフ  スタッフ

  青山  山口
    高橋

スタッフ    権田
  西川  森重

(取材・文 西山紘平)

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