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ザック「来年3月の試合でも新戦力をリストに入れる」

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 日本サッカー協会は7日、ベルギー遠征に臨む日本代表メンバー23人を発表した。年内の代表戦は16日のオランダ戦、19日のベルギー戦で終了。今後は来年3月5日に予定されている国際Aマッチデーを除けば、ブラジルW杯直前の壮行試合まで実戦の機会はない見込みで、アルベルト・ザッケローニ監督は「おそらく来年3月の試合でも新戦力をリストに入れることになるだろう」と、来年3月の国際親善試合を最後のテストの場とする考えを示した。

「メンバーを決めるときにすごく悩むことがある。思い返すと、就任したころに比べて、チョイスの幅が広がってきたという思いがある。これはポジティブなサインだと思う」。選手選考に頭を悩ます指揮官は「W杯に行くグループはまだ決めていない。大事なのは、年が明けてからのJリーグやそれぞれのリーグ戦での戦いで、心身ともにトップフォームの選手がW杯に行くべきだと思っている」と強調。W杯メンバー23人を発表する来年5月の時点でベストコンディションにある選手をブラジルへ連れて行く考えを示した。

「欧州のリーグ戦とJリーグを並行してモニタリングしているし、情報収集は常にしている。これまで代表に入っていない選手が今後入ってくる可能性もあるし、興味を持っている人材は実際にいる」。最後まで新戦力を探し続けるザッケローニ監督は「だれのことも忘れていないし、スタッフ全員ですべての選手を見に行こうとしている。代表チームの門戸はすべての選手に開いていると思ってほしい」と、日本人選手全員にメッセージを送った。

(取材・文 西山紘平)

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