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別メニュースタートのFW南野「3日目が勝負」

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 今回の日本代表候補合宿で最大の注目は、U-20日本代表から飛び級でA代表に選出されたFW南野拓実(C大阪)だろう。しかし、注目の19歳は全体練習には加わらず、別メニューでストレッチなどをこなし、一足先にロッカールームへ戻って行った。全体練習終了後、ミックスゾーンに現れた南野は、前日の柏戦で右足首を負傷していたことを明かし、「大事をとってという感じです。明日からは大丈夫です」と、軽傷であることを強調した。

 この練習会場に来る前に、ホテルでミーティングを行った日本代表。そこでアルベルト・ザッケローニ監督は、攻守におけるチームの約束事を大まかに確認したという。その話を聞き、「頭では理解したというか。聞いて整理できたので、グラウンドで早くやりたいという気持ちが強かったです。自分としては(今日の練習も)やりたかったのですが、大事をとった感じです」と、スタッフと話し合って、はやる気持ちを抑え込んたようだ。

 フル代表初招集の南野だが、「初めて話をする選手ばかりですけど、グラウンドに入ったらそんなのあんまり関係ないですし、どんどん自分を出していこうと思います。自分は初めてなので、雰囲気とかあまりわからないというか。いつも通り、個人的にはやれればいいかなと思っています」と、気負いのない様子だった。

 日本代表は明日も練習を行い、9日には流経大と練習試合が組まれている。その練習試合が、ブラジルへの道を開く大きなポイントになることを南野も認識する。「もちろん、そこ(3日目の練習試合)が勝負やと思いますし、そこで自分を表現できたらいいなと思うので。そのために良い準備をしていきたいと思います」と、言葉に力を込めた。

(取材・文 河合拓)

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