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[AFCフットサル選手権2014]キルギス戦に燃えるFP滝田「もう勝つだけ」

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 アジア選手権で、常に王者の座をイランと争ってきた日本代表が、イラン以外の国に負けたのは、01年大会以来13年ぶりだった。1-2に終わったウズベキスタン戦から一夜明け、リカバリートレーニングを行った日本代表の中で「あまり意識していないというとウソになる」と話すFP滝田学だが、あくまで目標は大会連覇であり、そこに向けて落ち込んでいる時間はないと話す。

「優勝以外は準優勝しても同じ。僕たちが目指しているのは優勝なので、その過程の中と考えて、今は切りかえられています。一回落ちたところから上がってくることができたら、そこは僕たちも強くなれるところだと思うので、悔しいですけどポジティブに捉えていますよ」と、前夜の敗戦を振り返った。

 試合後に選手たちも集まって話し合いを持ち、攻撃の確認を入念にしたという。5日に対戦するキルギスは、ウズベキスタンと非常に似たチームだ。彼らの直接対決は2-2で終わっており、再び自陣深くに引く相手をどうやって崩すかがポイントになる。

「キルギスはいつも1-0とか、接戦になります。以前は負けているのにプレスに来なかったり、パワープレーをやっていて、ミゲルが怒っていた印象もあります」と、キルギスについての印象を語る滝田。「でも、僕たちはここを引き分けたり、負けて上がれるっていう状況だったとしても、(キルギスに)勝たないとイランには勝てないと思っていたので。あまり状況に変わりはなく、もう勝つだけですね」。今大会、ミゲル・ロドリゴ監督は若手を
長く起用してきた。だが、明日の試合を「グループステージ突破を賭けた決勝戦」と位置付けており、滝田の出場時間が増えることも予想される。

「もうちょっと出られたら出られたで頑張ります。僕は僕のプレーをして、もっとやります」と、闘志を燃やした。

(取材・文 河合拓)

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