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日本は仮想イタリア?ザック「そう言ってもらえるのはうれしいが…」

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 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が1日、米フロリダ州クリアウオーターのチーム宿舎で記者会見を行った。翌2日にコスタリカ戦を控え、会見ではコスタリカメディアからも質問を受けた。

 北中米カリブ海予選をアメリカに次ぐ2位で突破したコスタリカだが、ブラジルW杯本大会ではイタリア、イングランド、ウルグアイと同じグループDに入った。コスタリカの印象について聞かれ、「いいチームに仕上がっていると思う。W杯予選を見ても、素晴らしい戦いをしている。メキシコよりも4、5ポイント(実際は7ポイント)多く取ったことは素晴らしいし、評価できると思う」と答えたザッケローニ監督は「W杯では難しいグループに入ったが、大切なのはフィジカルコンディションで、いかに本番に合わせていけるか。そういう意味では何が起こるか分からないと思う」と語った。

 コスタリカメディアによると、同国のホルヘ・ルイス・ピント監督は、イタリア人指揮官が率いる日本はグループリーグ第2戦で対戦するイタリアとスタイルが似ており、“仮想イタリア”として重要なテストマッチになると位置付けているという。

「ピント監督がそう話しているという情報は入ってきているが、どこまで力になれるか分からない」。そう戸惑い気味のザッケローニ監督は「そう言ってもらえるのはうれしいが、『イタリア』と一言で言っても、たくさんのバリエーションがあり、監督によって複数のシステムを使うし、ゴールに向かう道も変わってくる」と指摘。「あえて共通点を挙げるとすれば、(イタリア代表の)プランデッリ監督もできる限り自分たちで主導権を握り、いい内容で勝利を目指すというところは似ているのかなと思う」と話すにとどまった。

(取材・文 西山紘平)

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