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コスタリカ戦一夜明けで青空ミーティング、長谷部と酒井高は別調整

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 コスタリカ戦(3-1)から一夜明けた3日(日本時間4日朝)、日本代表は米フロリダ州クリアウオーターで練習を行った。

 練習開始前、アルベルト・ザッケローニ監督はピッチの中央に選手を集め、約10分間にわたって身振り手振りをまじえて熱弁を振るった。原博実専務理事によると、コスタリカ戦では選手のコンディションも上がり、数多くのチャンスをつくれたことに満足感を示した一方、守備に関してはあらためて細かな指示を与えたという。

 原専務理事は「あれだけチャンスがあったのに決め切れず、その中でミス絡みで失点した。W杯のような大きな舞台では、ああいう失点が命取りになる」と、指揮官の思いを代弁。ザッケローニ監督もプレスの掛け方やポジショニングなどについて「もう少し詰めて、本番に向けて精度を上げていこう」と話しかけた。

 練習前に宿舎でミーティングを行わなかったため、急きょピッチ上で行われた“青空ミーティング”。選手たち自身も現状に過信することなく、それぞれが目の前の課題に取り組んでいるが、あらためてチームとして引き締めを図ったようだ。

 練習は冒頭部分のみ公開され、選手たちはバランスボールを使ってストレッチ。原専務理事によると、非公開になってからもコスタリカ戦に出場した選手はクールダウン中心の軽めのメニューをこなし、出場しなかった選手と出場時間の短かったFW柿谷曜一朗はボールを使ったメニューで調整したという。

 右膝痛のDF酒井高徳はこの日も別メニュー調整だったが、「だいぶ(強度を)上げてやっていた」(原専務理事)とのこと。また、コスタリカ戦を欠場したMF長谷部誠もウォーキングなど軽めのメニューだったという。

 原専務理事は長谷部について「昨日と今日の2日間は落として、様子を見ようということになっていた」と説明。2度の手術を受けた右膝をかばうことで、患部の周囲や逆足に負担がかかり、張りなどが出ているという。それでも「大事を取った。大きな問題だとは思っていない」と強調。6日のザンビア戦やW杯本大会への影響は否定していた。

(取材・文 西山紘平)

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