beacon

本田に次ぐ5戦連続先発、山口「海外の選手のほうがやりやすい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 本大会を目前にして、競争は熾烈さを増している。これまでの日本代表で不動だったMF長谷部誠、MF遠藤保仁のダブルボランチをMF山口蛍(C大阪)が脅かしている。昨年7月の東アジア杯でA代表に初選出され、大会MVPを獲得。その後の代表活動にはすべて招集され、W杯メンバー入りを果たした。昨年11月16日のオランダ戦からは5試合連続先発中で、これは8試合連続先発中のFW本田圭佑に次ぐ2番目の数字だ。

 オランダやベルギーといった欧州の強国相手にもひるむことなく、球際の強さや鋭い読みからのインターセプトを発揮。さらには試合終盤にも落ちることない運動量で、いまやチームに欠かせない存在となった。

 ロンドン五輪やACLを経験しているとはいえ、決して国際経験が豊富なわけではない。しかし、「僕の中でも海外の選手とやるほうが相性がいいというか、やりやすいというのは感じている」と言う。「海外の選手はどちらかと言うと、一か八かで来るところが多い。インターセプトもそうだし、読みやすいというのはある」と心強い。

 昨年6月のコンフェデレーションズ杯のときには「テレビで見ていたし、自分には無縁だと思っていた」という日本代表。わずか1年足らずの間に、その中核を担うまでになった。長谷部がコンディションに不安を抱える中、W杯本大会でレギュラーの座を射止める可能性は日増しに高まっている。

(取材・文 西山紘平)

★大会日程やTV放送、最新情報をチェック!!
2014W杯ブラジル大会特設ページ

TOP