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コートジボワールGKをよく知る川島「シュートストップは素晴らしい」

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 ザックジャパン41試合で先発してきた守護神川島永嗣(スタンダール・リエージュ)が、初戦の相手であるコートジボワールの印象を語った。

 最初に挙げたのは選手個々の強さ。「個の能力が高いので、個で打開できる部分はある。他のチームと違ったフィジカルの強さがある」と指摘。さらに「試合ではいろいろと予測できないことが実際に起こってくると思うので、予測しなかった状況にどうやって対応するかが大事」と、臨機応変な姿勢の重要性を強調した。

 準備すべきは幅広い想定だ。先制するのが理想だが、先に失点する可能性も当然ある。そうなったとき、前掛かりになって2点目を失うようなことは避けたい。「ゲーム展開もいろいろ考えておいた方がいいかなと思う。あとはできるだけそういう部分、予測できることはして、先手を打つのがいいかなと思う」

 コートジボワールのGKバリは川島と同じベルギーリーグのロケレンに所属しており、情報はバッチリだ。「何度も対戦しているので、特徴はもちろん知っている。身体能力が高いし、シュートストップに関しては素晴らしい。ベルギーでも1試合にファインセーブを何度もするキーパーで、ベルギーでの知名度も高い」と説明。「出てくるタイプのキーパーではない」とも加えた。

 2010年6月4日、南アフリカW杯前最後の国際親善試合の相手がコートジボワールだった。その前のイングランド戦から正GKを任されたばかりだった川島は、「あのときは本当に衝撃だったし、自分たちが考えていた以上のプレーや、プレーの質があった」と感じていた。

 しかし、今の日本代表は当時の日本代表ではない。「ヨーロッパでやっている選手が多いことで、対応力という部分でも前回以上に伸びていると思う」ときっぱり言う。経験値という武器を身につけた日本代表がここにいる。

(取材・文 矢内由美子)

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