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負傷明けのMF矢島が途中出場 「点に絡まないといけない試合だった」と反省

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[3.11 国際親善試合 U-22日本9-0U-22ミャンマー フクアリ]

 右太腿肉離れで2月のシンガポール遠征を辞退したMF矢島慎也(岡山)が後半から途中出場。右サイドハーフでプレーした。

 負傷明けで出たJ2開幕戦では6分間の出場にとどまったが、今回は45分間プレー。「ケガすることなく45分間できたのは自分にとってはポジティブ。これが岡山に戻っての試合(J2第2節)につながってくればいいし、そこからまたこっちに帰ってこられればいい」と収穫を口にした。

 ただ、まとまったプレータイムをこなしたことには安堵の表情を見せた矢島だが、内容には不満顔だ。

「前半からたくさん点を取っていたので、後半も流れを止めずにどんどん点を取りに行こうと思ったけど、うまくいかなかった。今日は点に絡まないといけない試合だった」

 後半35分に打った強烈なミドルシュートもコースが甘く、GKに弾かれてしまった。「たくさん試合をやってきて何度も言っているけど、最後のところの精度。同じコメントも何度も言っている時点でダメなんですが、こういう相手には最後のところの精度が大事。五輪予選では最後のところ精度と言わないようにしなければ」と自分に言い聞かせるように言った。

「首を振って、周りを見ながら空いてる選手を使っていくのが自分の良いところ。もっとゴール前に侵入したり、チャンスに絡む回数を増やさないといけない。本番は次の試合。久保裕也(ヤングボーイズ)や南野(拓実=ザルツブルク)が来るので、そういう選手とやるのを楽しみにしつつ、自分の良さを出していきたい」

 今季は出場機会を求めて浦和レッズからJ2ファジアーノ岡山に期限付き移籍した。見据えるのはリオ五輪。そのためには選手としてもっと成長しなければいけないと、前を向いた。

(取材・文 矢内由美子)
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