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成長著しいアジアのフットサル…監督同士の駆け引きにも注目

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[6.9 トレーニングマッチ フットサル日本代表2-1フットサルベトナム代表 千葉ポートアリーナ]

 なでしこジャパンが女子W杯初戦を勝利で飾った9日、フットサル日本代表はベトナム代表とのトレーニングマッチを行い、2-1で勝った。

 FP仁部屋和弘のゴールで日本が先制した直後、ベトナムはGKがハーフウェーラインを越えて攻撃に参加し、自らシュートを放つ。一度はGK藤原潤が弾いたものの、再度放たれた強烈なシュートがゴールに突き刺さり、同点に追いつかれた。

 およそ半年ぶりとなる代表活動。平日にも関わらず駆けつけた多くのファンのためにも勝利を飾りたい日本は、この日が代表デビューとなったFP酒井ラファエル良男のヒールシュートで再びリードを奪い、前半を終えた。

 1点リードで迎えた後半、立ち上がりからベトナムはスピードのある激しいプレスを仕掛ける。チャンス数ではベトナムを上回りつつも決定機に決め切れない日本は追加点こそ奪えなかったが、リードを守り切り、2-1で勝利した。

 ミゲル監督曰く「数年前までアジアのトップレベルのチームから大きく離されていた存在だった」というベトナム。選手たちがもともと持つ身体能力や独特のリズムにブルーノ・ガルシア監督の指導が加わり、近年、大きな成長を遂げている。

 ミゲル監督はこの日の試合について「優秀な指導者が知識や方法論を与えることがいかに力になるかが如実に表れたゲーム。エキサイティングでファンにも楽しんでもらえるゲームだった」と振り返る。10日も同会場でベトナム代表とのトレーニングマッチが行われる。明日もスピード感あふれるエキサイティングな試合に期待したい。

(協力 ゼビオFリーグ)

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