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国際ユースサッカーin新潟開幕前日、セットプレー確認のU-17代表CB森下「セカンド」をポイントに勝つ

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 U-17日本代表は国際ユースサッカーin新潟開幕前日の17日、約1時間30分のトレーニングを行った。前日の練習試合などで課題となっていたセットプレーの守備を再確認。CB森下怜哉(C大阪U-18)は「(ポイントは)セカンド(ボール)ですね。こぼれ球とか1個競った後が遅いんで、きょうはそこを課題にやっていました。きょうは結構大丈夫でした。集中していれば(問題ない)」と修正への手応えを口にしていた。

 森下は昨年、U-16日本代表に選出され、今年はU-17日本代表としてサニックス杯(3月)に出場。そして4月のU-18代表候補合宿にも参加している実力派だ。プレミアリーグWEST首位・C大阪U-18の主力CBとしてプレー。ともにU-18日本代表のFW岸本武流やSB舩木翔、またCB庄司朋乃也主将ら年代別日本代表経験者の多いチームの中で、普段から国内トップレベルの相手とトレーニングすることができている。

 実際、馬力十分の突破でゴールへ迫る強力ストライカー、岸本とのマッチアップはいい経験になっているという。「練習からマッチアップできるので、いい経験はできています。(岸本は)強いですね。強いけれど、どう取れるかを1日1日積み上げて行って。負ける時もあるけれど、上手くインターセプトしたり、タイミングよく体を当てられたら勝てる時もある」。その日々がU-17代表CBの力となっている。

 国際ユースサッカーin新潟へ向けては「後ろからチームを引っ張って声を出して、優勝するだけです。切り替えとか、みんなのポジション早く整えるとか、ポジションへ早く戻らせて1から速く追っていくとか。細かいところで声を出して行けたらなと思っています」と語る。外国人選手たちとの戦いでは特長を活かして上回るつもりだ。「体力部分では絶対に日本なんですけれど、スピードとかでは負けるので、タイミングと予測にはこだわりたい」。後ろから引っ張れる存在になりたい、というCBがチームメートともに無失点を続けてU-17代表を頂点へ導く。

(取材・文 吉田太郎)

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