beacon

クロス供給し続けるも…酒井宏「バッチリ合う本数を重ねる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.3 W杯アジア2次予選 日本3-0カンボジア 埼玉]

 積極果敢に右サイドを駆け上がる。MF本田圭佑との連係で何度も敵陣深くまで攻め込んだDF酒井宏樹は、鋭いクロスを供給し続けた。

 守備に重心を置くカンボジアを序盤から攻め立てたハリルジャパン。特に前半は、シュートまで持ち込んだ場面の多くが右サイドを起点としたものだった。「圭佑くんに相手がすごい食い付いてくれたので、そこに預けて自分が回るという形は、前半は多く作れた」。その言葉どおり、酒井宏は右サイドハーフの本田がボールを受けると、その外側を回ってタッチライン際を駆け上がった。

 そして、クロスを送り続けた。しかし、得点に結び付くことはなかった。前半30分の正確なグラウンダーのクロスをMF香川真司がシュートミスするなど、チームメイトのミスもあったかもしれない。だが、相手DFにクロスを当ててしまう場面や味方に合わない場面が散見したのも確かだ。

「勝ち点3が目指すところだったので、それが実現できて良かった」と勝利に満足しながらも、「バッチリ合うクロスの本数を重ねていきたい」と次戦では自らのクロスでの得点演出を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

●ロシアW杯アジア2次予選特集

TOP