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岡崎がゴールラッシュの口火切る先制点!「陽介が持った瞬間にイメージはあった」

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[6.3 キリン杯準決勝 日本7-2ブルガリア 豊田ス]

 自身初のクラブチームでのタイトルを獲得し、日本に戻ってきたFW岡崎慎司(レスター・シティ)が、早速プレミアリーグでの成長を日本のサポーターに示した。

 今季はレスターで2トップの一角としてレギュラーを務め、ピッチ上で相手選手を追い掛け回し、ハードワークを続けて、レスターの初優勝に大きく貢献した。しかし、FWとしては5得点に終わり、「うれしかった気持ちもあるけど、悔しかった気持ちのほうが大きい」と語っていた。

 その思いをぶつけるかのように岡崎が開始早々に先制点を挙げて見せる。前半4分、PA後方の右でボールを持ったMF柏木陽介が相手のマークを受けながらも巧みなターンでかわし、左足で相手DFの裏へ浮き球のスルーパスを供給する。絶妙なタイミングで飛び出した岡崎がヘッドでゴール右に押し込み、先制点。さらに同6分にもMF清武弘嗣のスルーパスで抜け出し、ゴールネットを揺らしたが、これは惜しくもオフサイドだった。

 岡崎は前半のみの出場に終わったが、代表101試合目の試合で通算49点目を挙げ、7-2の快勝に大きく貢献した。試合後のインタビューで岡崎は、「陽介が左足で持った瞬間には動き出せるイメージはあった。ちょっと早かったかなというのはあったが、オフサイドじゃなかったので、そのまま流し込めた。あの時間帯にゴールを決められてチームにとって良かった」とゴールラッシュの口火をきった先制点を喜んだ。

「ブルガリアがそういうのを苦手だということは頭に入っていた。最初のうちはそれを狙おうと思っていた。一発目で決まって良かったです」と語る岡崎。勝利した日本は7日に市立吹田サッカースタジアムで行われる決勝でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と対戦する。「次も期待がかかると思うが、しっかりその期待に応えたい」と意気込んだ。

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