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国内ラストマッチ快勝にご満悦、手倉森監督決意新たに「熊本震災の年に日本に勇気と感動を」

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[6.29 キリンチャレンジ杯2016 U-23日本代表 4-1 U-23南アフリカ代表 松本平]

 U-23日本代表が、同じくリオデジャネイロ五輪に出場するU-23南アフリカ代表を相手に4-1と快勝し、本大会前の国内ラストマッチを白星で終えた。

 日本は前半30分にDF亀川諒史(福岡)のハンドでPKを与えてしまい、南アフリカに先制点を許した。それでも前半37分にFW中島翔哉(F東京)の得点で追い付くと、MF矢島慎也(岡山)と中島が加点して3-1とリードして前半を折り返す。後半に入ってもFW浅野拓磨(広島)が加点した日本が4-1の快勝を収めた。

 試合後のインタビューで手倉森誠監督は、「手倉森ジャパンだけに1失点目は手を使ってしまいましたね」と会場の笑いを誘い、「そのあと4点を取れて勝ったので良かったですね。今日は『U-23世代だけでの成長と可能性を示そう』という話をしていて、みなさんも成長を確認できたんじゃないかなと思います」と4得点を奪っての快勝に頬が緩んだ。

 今後、U-23日本代表は7月1日にリオ五輪最終メンバーを発表。21日には日本を出発し、ブラジルで事前合宿を行い、本番前最後の強化試合として、30日にU-23ブラジル代表と国際親善試合を行うことが決まっている。

 国内ラストマッチを快勝で終え、手倉森監督は「東日本大震災のときはなでしこが世界一になりました。今回のオリンピックはなでしこが残念ながら出れませんけど、熊本震災が起きたこの年に我々オリンピックチームが日本に勇気と感動を届けられればと思います。頑張ります」と決意を新たにした。

●リオデジャネイロ五輪特集

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