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光明は4得点の攻撃…左足ヒールで技あり弾の浅野「次は勝利につながるゴールを」

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[8.4 リオデジャネイロ五輪 B組第1節 日本4-5ナイジェリア マナウス]

 出番は2点ビハインドの後半8分に訪れた。2-4とリードを広げられた直後に日本はMF原川力に代えてFW浅野拓磨(アーセナル)を投入。「裏への本数を増やして、流れを変えながらゴールでチームの結果に貢献しようと思った」。2点を追う展開とはいえ、ナイジェリアの最終ラインは安定感を欠いていた。まして試合当日にブラジル入りし、コンディションも万全ではない。後半、足が止まるのは想定内だった。

 後半21分に5点目を許してしまうが、4分後の後半25分、MF中島翔哉のスルーパスから左サイドをオーバーラップしたDF藤春廣輝がグラウンダーのクロス。浅野の走り込むタイミングとはわずかにズレたが、左足のヒールで合わせ、技ありの追撃弾を奪った。

 3-5。浅野のゴールで勢い付いた日本はその後もナイジェリアを押し込むが、なかなかチャンスを生かせない。後半アディショナルタイムにFW鈴木武蔵のゴールで1点差に追い上げたが、反撃もここまで。4-5の敗戦に浅野は「2点を追う展開だったけど、追いつけると思っていた。それをモノにできず、悔しい」と唇をかんだ。

「もっともっとチームのために動いて、運動量を増やさないと。1点の重みを感じたし、チャンスは僕自身、もっとあった。そこを決めないといけない」。まさかの5失点だったが、攻撃では手応えもつかめた。「チームとして失点を減らさないと、苦しい大会になる。攻撃はバリエーションも多く、4点取れている。次は勝利につながるゴールを取りたい」。浅野はそう言って前を向いた。

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