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映像確認で課題明確に MF原川「挽回するチャンスがすぐにある」

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 反省の残る試合となった。初戦ナイジェリア戦で4-3-3のインサイドハーフとして先発出場したリオデジャネイロ五輪日本代表MF原川力(川崎F)は、映像を見て自身のプレーを振り返った結果、修正点が明確になったようだ。

 開始11分で2-2と激しくスコアが動いたナイジェリア戦。徐々に試合が落ち着いてくると、日本は守備ブロックを敷いてナイジェリアの攻撃をはね返そうとする。だがチーム全体の重心が低くなり、前へのプレスが掛からず。「中盤の選手を自由にさせ過ぎた」ことで、ナイジェリアに押し込まれる展開が続いた。

「映像を見ても、もっと前に行くべきだったと思う。アンカーに(MF遠藤)航くんもいたので、もう少し前から行き、そこで守備のスイッチを僕らが入れられれば良かった」

 攻撃面でも課題は残った。ボールを奪えど、「縦に急ぎ過ぎた」ため、ナイジェリア守備網に引っかかり、攻撃権を失う場面も目立った。縦に急ぎ過ぎたのは30日に行われたブラジル戦同様の課題であり、「ブラジル戦で感じたことを、ナイジェリア戦で活かせなかったことは感じる」と反省。だが、「課題が明確になったので、次の試合に活かすだけ」と課題を修正して試合に臨む。

 ナイジェリア戦から中2日、コロンビア戦は翌7日に行われる。「挽回するチャンスがすぐにある。短時間で試合あるのが、この大会なので、またそこにぶつけたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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