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GLTの導入議論加速か…浅野のゴールが認められず「勝たないと」

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[9.1 W杯アジア最終予選 日本1-2UAE 埼玉]

 ゴールラインテクノロジー(GLT)の待望論が加速しそうな出来事だった。後半32分、DF酒井宏樹のクロスをFW本田圭佑が頭で落とし、FW浅野拓磨がボレーで合わせて枠内に蹴り込んだ場面だ。GKハリド・エイサにかき出されたと判定されたが、VTRでは完全にボールは枠内に入っていた。

 この場面では日本代表の選手たちもカタール出身のアブドゥルラフマン主審に対してゴールを主張。しかし同点弾として認められることはなかった。現行の予選方式となった98年フランスW杯以降、過去5大会のアジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっている中で、日本はまさかの黒星スタートとなってしまった。

「スピードを生かして、どんどん裏を突こうと思ってピッチに入った。全然、ひっくり返せると思っていました」と途中出場だった試合を振り返った浅野。初のW杯最終予選を戦うことの意義を「いろいろな責任感であったり、大きなものを感じて戦うことが出来ました。そういうこと経験できていることも自分のためになるかなと思いますけど、勝たないと意味がない」と語ると、ゴールが奪えなかったことについては、「たくさんチャンスがある中で、僕自身も決めきれずに負けてしまった。そこは日本のみなさんのためにも勝って終わりたかった」と唇を噛んだ。

 ただ、次戦はすぐにやってくる。中4日で迎える敵地でのタイ戦に向けては「次は勝ち点3を取れるように、明日からいい準備をしないといけない」と切り替えを強調していた。 

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