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100キャップ達成も…自身のミス悔やむ長谷部「最終予選では1つのミスが命取りになる」

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[9.1 W杯アジア最終予選 日本1-2UAE 埼玉]

 この試合で史上6人目の100キャップ達成となったMF長谷部誠だが、ほろ苦い節目の試合となった。それでも、自身のミスを反省しながらも、次のタイ戦に向けて「勝つだけですね。勝利を求めてやっていく」とキャプテンとして日本が歩む道を示した。

 日本は前半11分にMF清武弘嗣のFKからFW本田圭佑がヘッドで押し込み、幸先よく先制。このまま日本が追加点を奪うかと思われたが、同20分にゴール正面で与えたFKを直接決められ、早々に同点とされた。すると、後半7分に自陣での長谷部のミスからボールを奪われ、MF大島僚太がPKを献上。FWアハメド・ハリルにこの日2点目を決められ、2-1で逆転負けを喫した。

 試合後のインタビューで長谷部は、「今日の試合に関しては、FKとPKでしたけど、2失点目に関しては個人的なミスもありましたし、非常に責任を感じている。最終予選では1つのミスが命取りになるというのは、もちろんわかっていたが、起こってしまった」。重要な初戦、そしてアジアでの戦いの厳しさを痛感した。

 厳しい船出となったのも事実だ。現行の予選方式となった98年フランスW杯以降、過去5大会のアジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっている。つまり、これまでのデータ上では“W杯出場確率0%”を意味する初戦黒星となったわけだ。「守備も攻撃も修正しなくてはならない点はたくさんある。次の試合はすぐに来る。下を向いている暇はない。とにかく顔を上げて切り替えて次の試合をやっていきたい」と長谷部は力をこめる。

「初戦の大事さはわかっていたが、こういう結果になってしまって、もちろん残念ですけど、次は来るからチームで切り替えて、ここからが強いチームというものはしっかり立て直すと思うし、しっかり次に向けてやっていきたい」。日本は明日2日にタイ・バンコクへ移動。6日の第2戦でタイ代表と敵地で対戦する。過去のデータを覆すために、6大会連続のW杯出場のためにもまずはタイ戦での勝ち点3獲得を目指す。

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