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浅野、今度こそ“正真正銘”のゴールだ! 相手を突き放す2点目奪取「やっと入って良かった」

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[9.6 W杯アジア最終予選 日本2-0タイ バンコク]

 今度こそ“正真正銘”のゴールを決めてみせた。後半30分、MF長谷部誠がゴール前に送ったボールを相手DFがクリアミス。足を高く上げた相手に対し、臆せず詰めていたFW浅野拓磨がそのボールを奪い、右足シュートを強引にねじ込んだ。

 1-2で逆転負けを喫した1日のUAE戦。後半32分に訪れた絶好の同点機は主審の誤審で認められなかった。DF酒井宏樹の右クロスを逆サイドのFW本田圭佑が頭で折り返し、浅野が左足ボレー。相手GKが左手で弾き出すも、その前にボールはゴールラインを越えていた。しかし、副審も主審もゴールインを認識できず、ノーゴールの判定となった。

「あそこは自分のシュートミス。ノーゴールは仕方ない」。そうUAE戦の翌日に振り返っていた浅野は、「次の試合が来たら絶対に決めるという強い気持ちで臨みたい」と、この試合に闘志を燃やしていた。その言葉通り、6月7日のキリン杯決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦以来となる先発でのチャンスが巡ってくると、1-0の後半30分に6月3日のキリン杯準決勝ブルガリア戦以来となる得点を挙げ、勝利に大きく貢献した。

「はせさんがいいボールを出してくれたので。僕の動き出しのタイミングとちょっと合わなかったですけど、グラウンドも悪かったですし、自分の中ではボールに触ったら何とかなると思っていた。シュートは気持ちで押し込んだ。やっと入って良かった」

 試合後のインタビューでホッとした表情を見せた浅野。「一戦目も勝たないといけない試合だった。応援してくれているみなさんだったり、チームメイトに申し訳なかったという気持ちが強かった。僕自身も悔しかったので、僕たちには残り試合勝ちしかないですし、その新たなスタートして『今日は絶対に勝とう』とチームでも話していたので、まずは勝ち点3を取れて良かった」と、W杯アジア最終予選の初勝利を喜んでいた。

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