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「ファウルでも止める覚悟でやる」 U-20代表DF舩木翔、サイド“バック”として絶対に譲れないこと

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U-20日本代表DF舩木翔(C大阪)

 左SBの位置で2試合連続で先発出場を果たすことが濃厚だ。だからこそ、U-20日本代表DF舩木翔(C大阪)は初戦の“悔しさ”を晴らそうと燃えている。

 21日の南アフリカ戦では序盤に相手のスピードに手を焼いて後手に回ると、前半7分にオウンゴールから先制点を献上してしまう。しかし、その後チームは後半3分のFW小川航基(磐田)、同27分のMF堂安律(G大阪)のゴールで2-1の逆転勝利を収め、白星スタートを切った。しかし、舩木はオウンゴールとはいえ、失点したことに悔しさを覚えていた――。

 翌24日には第2戦ウルグアイ戦を迎える。南米王者、そしてU-20W杯初戦でイタリアを1-0で下した強豪だ。守備に回る機会が多くなることが予想されるが、「自分はサイド“バック”の選手」と力を込めると、自らに課せられるタスクを語った。

「自分は守備の選手。攻撃に関わることも大事だけど、どれだけ体を張って守れるかというところが大事になるし、無失点で終わるということは守備陣として絶対に大切にしたい。南アフリカ戦では失点してしまったが、1失点したら難しいゲームになると思うので無失点を目標にやっていきたい」

 たとえ、相手が優勝候補の一角であろうとも、得点は与えられない。「スピードに乗せたら相手の方が速いので乗せる前につぶしたいし、自分は(フィジカル的に)強くないので予測の部分も大事。自分が行けると思ったら、ガッツリと、ファウルでも止める覚悟でやりたい」。泥臭くてもいい。サイド“バック”として、今度こそゴールを守り抜く。

(取材・文 折戸岳彦)
●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ

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