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「日本を離れてここに来た意味がない」 結果にこだわる遠藤渓太

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U-20日本代表MF遠藤渓太(横浜FM)

 試合の流れを変えるスーパーサブの役割を担ってきた。しかし、27日のグループリーグ第3節イタリア戦での先発出場が濃厚に。U-20日本代表MF遠藤渓太(横浜FM)は、覚悟を持ってピッチに立とうとしている。

 21日の南アフリカ戦では後半23分に途中出場すると、同27分に生まれたMF堂安律(G大阪)の決勝点の起点となるなど存在感を示した。だが続く24日ウルグアイ戦での出場はなく、ベンチから試合を見守った。ここまで2試合連続でのベンチスタート。だからこそ、先発出場に懸ける思いは強い。

「ここ2試合、自分はベンチスタートだったけど、もしスタメンで出るようなことがあれば『やらなきゃいけない』という責任がある」

 ここまでは、相手の運動量が落ちてくる後半途中に投入され、自慢のドリブル突破から好機を生み出してきた。「後半に相手が疲れてきてからは自分の良さは出る」と手応えを語ると、「皆の体力がある状況で自分の良さを出さなければいけない。でも、そこは自分の課題の部分だったのでチャレンジしていきたい」と、世界を相手にスタートから自身の持ち味を発揮しようと意気込みを示す。

 今大会での出場時間は22分。得点を演出したものの、自身は結果を残したとは思っていない。「最後に出番が回ってきたので、ここで結果を残せなかったら、わざわざ日本を離れてここに来た意味がない。ここでしっかり結果を残したい」。覚悟を語ったドリブラーが、試合開始からイタリアゴールに迫る。

(取材・文 折戸岳彦)
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