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“見ながら考えた”2試合の教訓…室屋「サイド攻撃で違いを出せる」

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アジア杯デビューを狙う日本代表DF室屋成(FC東京)

 レギュラー組が切り開いた課題を、デビュー戦で生かすつもりだ。アジアカップ2試合で不出場の日本代表DF室屋成(FC東京)だが、大幅なメンバー変更が予想される次戦は出場の可能性が浮上。過去2試合をベンチから眺めた上で「サイド攻撃では違いを出せる」と目論んでいる。

 日本代表の右サイドバックには、ロシアW杯で全試合にフル出場したDF酒井宏樹が君臨しており、室屋はいわば2番手の位置付け。しかし、モチベーションは失っていない。2試合を終えて「試合を見ていてプレーしたい気持ちは強いし、出たらどうしようかと見ながら考えている」とイメージを膨らませている。

 意識するのは過去2試合の教訓だ。グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦(◯3-2)では、中央偏重の攻撃が苦戦を招いたが、第2節のオマーン戦(◯1-0)では改善。「真ん中に入れるためにはサイドの幅を使わないといけない。バランスをうまく取りながらやらないといけない」とそれに倣う構えだ。

 また、初戦でDF長友佑都が2点目を導いた場面のように「相手の裏に仕掛ける部分も狙いたい」と意欲を見せれば、過去2戦での終盤の守勢を振り返って「身体を張って守ることも大事」と強調した。

 引き分け以下に終わっても2位での決勝トーナメント進出が決まる状況だが、目指すは3連勝での首位通過のみ。これまでレギュラー組が苦しみながら掴んできた勝ち点6と同様に、「勝つことがすべて。勝ち点3を取ることが全て」という揺るがない心構えで、3日後のウズベキスタン戦に臨もうとしている。

(取材・文 竹内達也)

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