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「勝たないといけない」なでしこジャパン、“難敵”スコットランド相手に決勝T前進の初勝利!!

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なでしこジャパンが初勝利で決勝トーナメント進出に大きく前進した

[6.14 女子W杯第2節 スコットランド女子1-2日本女子]

 必勝を期したなでしこジャパンがしっかりと勝ち点3を積み上げた。アルゼンチンとの初戦をまさかのスコアレスドローで終えた日本女子代表(なでしこジャパン)は、スコットランド女子代表に2-1で勝利。前半23分にFW岩渕真奈のミドルシュートで先制すると、同37分にはFW菅澤優衣香がPKを決めて突き放した。相手の反撃は終了間際の1点にしのいだ。初勝利のなでしこジャパンの勝ち点は4。スコットランドは連敗となった。

 日本サッカー協会(JFA)によると、「勝たないといけない試合」と強い気持ちを持って臨んでいた試合。なでしこは9日の初戦から先発3人を変更。CBにDF市瀬菜々、左MFに遠藤純、そしてFWに岩渕真奈を起用。GK山下杏也加、右SB清水梨紗、CB熊谷紗希、左SB鮫島彩、ダブルボランチのMF杉田妃和、MF三浦成美、右MFの中島依美、FW菅澤優衣香は連続スタメンとなった。初戦で左足首を痛めたMF長谷川唯はベンチからのスタートになった。

 初戦の反省を生かしたいなでしこは、前半から好守に積極性をみせる。すると前半23分、左サイドからの遠藤の横パスを受けた岩渕が右足ミドル。コースは甘かったが、DFがブラインドになったGKが反応しきれず、ゴールネットに突き刺さる。

 さらに前半37分には清水のロングパスでエリア内に入った菅澤が相手DFに倒されてPKを獲得。これを菅澤自らが沈め、前半で2点のリードを奪うことに成功。その後もクロスを合わせた杉田のシュートがクロスバーを叩くなど、なでしこは攻め続けて前半を終えた。

 後半に入っても落ち着いた戦いぶりをみせるなでしこ。しかし終盤に入るとやや相手の圧力を受けるが、後半33分に与えたFKから混戦を作られた場面はシュートが左ポストを直撃するなど運も味方した。終了間際の同44分には市瀬のミスパスからFWラナ・クレランドにミドルシュートを決められたが、2-1で逃げ切りに成功。難敵と思われたスコットランド戦だったが、決勝トーナメントに大きく前進する勝利で飾った。

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