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「出産は命がけ」長女誕生に立ち会った中島翔哉、家族への感謝と愛

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笑顔でランニングするMF中島翔哉

 第一子となる長女が誕生したばかりの日本代表MF中島翔哉(ポルト)が合宿2日目の練習から合流した。

 今夏、アルドゥハイル(カタール)からポルトに移籍した中島は8月13日のCL予選3回戦で新天地デビュー。同17日のビトーリア・セトゥバル戦に途中出場し、リーグデビューを果たした。その後、夫人の出産に立ち会うため一時帰国。同24日のベンフィカ戦を欠場すると、前節1日のビトーリア・ギマランエス戦もベンチ外だった。

 短期間で2度目の帰国となったが、移動による疲れについては「大丈夫です」と否定。ポルトでなかなか出場機会を得られていない現状についても「練習はやれているので問題ない」と強調した。新たなチームメイトについては「すごくいい人たちが多いので、プレーしているときはやりやすくやらせてもらっている。楽しく、どんどん成長できると思う」と笑顔。「よりサッカーを楽しむためにいろんなところを伸ばしたい」と、新天地でさらなる成長を誓った。

 家族が増えたことも当然刺激になっている。一時帰国して出産にも立ち合った25歳は「やっぱり出産は命がけ」と夫人に感謝。そのうえで「産まれる前も産まれたあともずっと一緒にいるのが家族だと思う。しばらく離れる時期もあるけど、それがすごく嫌。サッカーのためというより、僕自身、家族が一番大事だし、どこを探してもそれより大切なことはない」と、愛する家族と離れ離れの生活になることを寂しがった。

(取材・文 西山紘平)

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