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アジアでは未勝利も…名波浩氏は東京五輪に前向き「悲観していない。直前が悪いほど本大会では…」

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Jリーグとガンダムのコラボイベントに出席した名波浩

 Jリーグは29日に都内で人気アニメ「機動戦士ガンダム」とのコラボレーションイベントを実施。元日本代表で昨季までジュビロ磐田監督を務めていた名波浩氏がトークショーに登壇した。

 名波氏は40周年を迎えたガンダムとJリーグとのコラボレーション・ガンプラをPR。「Jリーグよりも歴史のあるアニメーションということで、非常に楽しみにしております」と語る。自身もアニメ放送開始時は観ていたというが「シリーズ化されていくことによって複雑になってきて、あと小学校でサッカーを集中してやり出したときから観なくなった」とガンダムとの付き合いを振り返った。

 Jリーグとのコラボレーション・ガンプラは、Jリーグ仕様と各20クラブ仕様(昨季J1所属18クラブと今季昇格の柏レイソル、横浜FC)の計21体。会見ではすべてのガンプラが並び、名波氏は「アウェーに行ったときはアウェーチームのガンプラも買うと思うので、そういうのが続いていけば全部揃う」とJリーグ観戦と合わせた楽しみ方も提案した。

 会見では今季のJリーグの見どころにも言及。「攻撃サッカーを貫いた横浜F・マリノスが2019シーズン優勝しましたけど、ここが優勝候補の軸になるのは間違いない」と語りつつ、「マリノスは前半戦はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を戦わないといけない。あの過密日程の中でどれくらい上位に踏みとどまれるかっていうのがひとつポイント」と上位クラブならではの難しさも指摘した。

 加えてポイントに挙げたのは3クラブ。「同じくACLに出るFC東京。ここが外国人を補強してどれくらいヒットするか。新しいシステムにも取り組んでいるようですし、そこが非常に興味深い。あとは川崎フロンターレがどれくらい戻してくるか。鹿島アントラーズは昨日(ACLプレーオフで)負けてしまったんですけど、リーグ戦に専念できる。新しい選手も入ってどれくらいフィットするかが興味深いですね」と分析している。

 13年ぶりにJ1昇格を果たした横浜FCについても語る。「カズさん(三浦知良)がJ1の舞台でどれくらい躍動できるかっていうのが一番大きいところ。怪我もあると思いますし、53歳になる。トップリーグでプレーしていることが世界のサッカー界での驚愕ニュースですし、色んな人がリスペクトしている人。三ツ沢球技場でどれくらい勝てるかが残留のポイントになる」と触れた。

 また、今夏に開催される東京五輪に出場するU-23日本代表についても言及。1月のAFC U-23選手権では1分2敗で初のグループステージ敗退に終わったが、名波氏は「惨敗という活字が躍ったと思うんですけど、僕はそんなに悲観していないです」と強調。これまでの日本サッカーの歴史を振り返り、「直前が悪ければ悪いほど本大会で調子が良かったりするので、そういう良いサプライズを期待している」と語った。

 また本大会でのメンバーについては「今回行ったアジア最終予選のメンバーのうち、おそらく本大会に行けるのは多くて5人くらいじゃないかな。登録18人の中でGK2人いるので16人。オーバーエイジ3人ってなったら13人しか選ばれない。そうなるとGK含めて5人くらいかなと。あとはヨーロッパ組とオーバーエイジが入ってくると思うので」と予想も口にする。「ベストメンバーですり合わせていない中で本大会を迎える不安はありますけど、若い世代は短期間でグッと伸びる要素はある」と期待を込めた。

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