日本代表の「不動の右サイド」DF加地亮(28=G大阪)が無回転シュートの習得に乗り出した。18日付スポーツニッポンによると、日本代表候補合宿の午前中に設けられた自主練習で、回転せず落ちるシュートの練習を繰り返し、23本中8本をゴールに決めたという。加地は「クラブでもシュート練習したことはほとんどない。いい機会だし、やっときました」と充実の表情をのぞかせたという。

　強い危機感がある。代表候補合宿には若手の右DF内田篤人(19=鹿島)、右DF徳永悠平(24=FC東京)らが招集された。それでも代表ナンバー1のスタミナに、得点という最大の武器が加われば、ポジション争いで優位に立てる。「ゴールは今年の最大のテーマです」と加地。無回転シュートを武器にゴールも狙える右サイドへ、加地が新境地を切り開く、と同紙は伝えている。

(文　吉田太郎)